生駒の家

桜と大きなテーブル

約40年前に開発された高台に広がるベッドタウン。敷地の北側には緩やかに傾斜が続き、季節ごとに彩りを変える桜並木が続いています。

クライアントは共働きの子育て世代。

家族で囲む食卓の時間が楽しみのひとつ。
その時間を大切にしたいことから、家事を効率よく過ごせる家を望んでいました。

そこで、家の中心には、家族が集う「大きなダイニングテーブル」を計画することに。

大きなダイニングテーブルを囲むようにキッチンや冷蔵庫などを配置することで、家族みんなが動きやすい動線が生まれます。役割分担をしながら支度するイメージは正にクライアントの理想でした。

クライアントのお気に入りはこれだけではありません。
空間の角に設けた大きな窓、ここにもクライアントのこだわりが。

角に設けることで視線の行き止まりができず開放感を感じ、窓の先にある桜並木や自分たちで植えたアオダモが自然と視界に入ってきます。

季節ごとに異なる表情を見せる窓を眺めながらダイニングテーブルを囲む時間が
クライアントの一番の楽しみだそう。

気持ちの良い空間で素敵な時間を過ごしていただけたらと願っています。

#女性一級建築士
#無垢フローリング
#オフニュートラルカラー